めめゆ

見たままに私情を挟むし日本語は下手

前情報なしの大混乱シェルブール

12月14日木曜日 広島初日

 

2階席からみるシェルブール

記憶が曖昧な為、ない話をしているかも知れない

あとネタバレ

 

肉眼では確認できない顔
普通にオペラグラスを忘れた

 

開演のブザーがなりやんだ後、
質のいい生演奏の音
雨の音と傘を持って踊る人々
そこに現れたギイこと京本大我
足が5mある。
遠くからでもわかるスタイルの良さ
少し焼けたけど透明感のある肌
オペラグラスがほんとに欲しかった。


指先まで神経が通っているのかというくらい綺麗なダンス

私だったらドスンと重そうな音が響きそうな振り付け。軽々足を回して立ち上がる。

 

遠くからでもわかる顔の良さ(見えない)
本当に足が長い。長すぎる、
ビブラートが心地よくて低音もしっかり出ていて
最高としか言いようがない
生演奏の音の深さと
その日しか味わえない京本大我の声

SixTONESの活動をしている時は聞けないくらい低い音を出していて感動しかない

心の中のジェシー

「へぇ〜そんな声も出せんだ、」

とニヤニヤしている。

 

あらすじを先に調べてから読んだ方がわかりやすいかもしれないのでそれをおすすめする。

 

(基本設定)

ギイは自動車整備士、病気のばーちゃんとお世話さんのマドレーヌと3人暮らし

ジェヌヴィエーヴとは将来の愛を誓い合った関係。ジェヌは母親が傘を売るお店で手伝いをしている、母親と二人暮らし

ギイはいつか自分のお店(ガソスタ)を持つのが夢と語る。

一日中ガソリンの匂い!最高!と2人で歌う。

因むともう二人の子供の名前も考えているらしい。男の子ならフランソワと。(多分)

女の子だったら?と問うと絶対男の子よ!とジェヌ。幸せな2人。

原作では女の子だったらフランソワーズにしようと言っていた。

ギイ様はばーちゃんと仲が良く、

今日女の子とデートに行く。

とばーちゃんに言うと嬉しさのあまりばーちゃんが泣き出し優しいハグをしてジェヌの元にウキウキで行くのだ。かわいい家族である

 

ギイの愛してる、好きの言葉に毎回痺れるほど脳みそが揺れる
徴兵に2年も。
クソみたいな事実にギャン泣きする私
前情報を何も入れずに来たので
歌を真剣に聞いて話の全貌を把握しようと全神経を歌に集中させる
マジLOVEな2人が
引き離される事実が辛すぎて泣きそうだった
ギイが兵役へ行く時
君だけを想うと歌う2人
母親に結婚を認めて貰えない
あなたはまだ子供と。
17歳なのでそれはそうであるが。

ギイが兵役に行ってから手紙でやり取りをするギイとジェヌヴィエーヴ
手紙が来ないことを不安に
ギイの安否を心配するジェヌ
「危ない最前で戦ってるのかも(超意訳)」
そりゃ不安である。
「他にいい人が出来たのかも」
とんでもないことを言う母親
嫌いでは無い。
私だったら全然号泣する。


日を追う事に娘の顔色がどんどん悪くなることが心配な母親。
病院へは行った?
安静にしてれば大丈夫ってとジェヌ
お薬は〜(云々)と母親
ここでとんでも事実、
「子供が〜」と言うジェヌ
まさかの兵役の前夜にやることやってた、

成り行きよ。とジェヌ

兵役の事実を知る前は母親にギイはお金を持ってるの?子供は育てていけるのなど問われたあと

子供はまだまだ先の話〜と歌っていたのに。


びっくり仰天さすがに𝒐𝒉…と言わざるを得ない。
家に招待した男が来るのに顔向けできないと叫ぶ母親

実はギイが兵役へ行ったあと店に請求書が届き、

期限までに払わないと徴収に来るとか何とか書いてあった。

そんなお金ないと母親。宝石を売れば?とジェヌ

それは嫌と母親。偽物や時代遅れな宝石ばかりと

ネックレスを売ればいいじゃない。

これは嫌!!と母親

じゃあ店をたたむ?とジェヌ。

それはもっと嫌だったらしく、泣く泣くネックレスを売ることに。

売りに行った先の店にいた男ことカサールが

今回家に来るらしい。話し足りなかった的なことを母親は言っていた。


でも無理しないでと優しい母親

カサールが来て始まる食事。
食事中なんか大冠くれるカサール
何言ってたか聞き取れなくて悔しい
「でも私の心には彼が…」
うんうんギイ様がずっといるよね、待ってるもんねと謎に頷いていた私。


「体調が良くない…」とジェヌ
赤ちゃんいるし未来不安だし分かるよ、と謎の友達ポジ気取りの私を他所に、ジェヌは部屋に戻る


カサールが母親に向かって、
娘さんを妻に迎えたいと歌い出した
「彼女の心を癒してあげたい。愛で」
と倒置法。
惚れちまったか。
娘に無理強いしたくないと母親。思いやり。
彼女が嫌というなら身を引きます(スーパー意訳)とカサール
誠実でいい人です。

カサールがおうちに帰った後、
ジェヌが母親の元へ
「カサールが貴方を妻に迎えたいって〜(云々)」
聞こえていたわと歌うジェヌ
妊娠のことには触れなかったのと。
言えるはずないと母親
それはそうである、
なんかカサールが海外に行くらしいから
帰ってくるまでにお返事ちょうだいネ。
みたいな事を言ってた気がする

 

それから少し時が流れて、
結構お腹が大きくなったジェヌ
ギイ様からお手紙が。
「昨日仲間が敵の待ち伏せで3人死んだ。でもまだ安全な方なんだって。」
お店に帰ったジェヌ
ギイからお手紙が来てウキウキ。
だいぶお腹が大きくなったわねと母親。

ギイからのお手紙の中で
お腹の大きい私に会えないのが残念って、
でもこんな姿見せられたものじゃないとジェヌ
母親が
そんなことないわ、妊婦は美しいのよ。と

この言葉が鑑賞した中で1番心に刺さった。

良い母親です、


赤ちゃんのお洋服を買ってきていた母親。
本当は嬉しいんでしょ!とジェヌ
えぇ、この子のお父さんがいれば。と

ギイが居るもの。
ホンマにそう。待ってんだよジェヌは

 

数日後カサールからお手紙。
そろそろシェルブールに行くから、

この前のお返事が欲しいと
迫ってくる日にち
ジェヌ様。決意。


お腹に子供がいても尚、愛してくれるなら彼の愛は本物よ。
彼の気持ちを無下にすることはできない(意訳)と。


え?そうなの?と私はプチパニック。
不安、たった2年で気持ちが揺れてしまうのが。
ギイ様からのお手紙も減ってたからそりゃそうかもだけど
という気持ち。ギイ様頑張ってるのに、、


お腹の子ごと愛しますよとカサール
そして結婚。まさかのよしのりすぎて理解が追いつかずにパニック。

あの日、別れの日あなただけを想うと2人で歌ったじゃないか、あなたを忘れないと。


お金もあるし誠実と母親、
彼(ギイ)は未来をくれない。
とどこかで言っていた気がする
自動車整備士の彼と宝石商の男、まぁ私でも多分金持ちを選ぶかもしれない、
ただ、顔面が京本大我という点だけで全然ギイ様を選ぶよ私は。

だけども運命とか、現実、残酷すぎる。

ギイ様からの手紙が途絶えてしまっていたので、ジェヌも不安で不安で仕方なかったのだろう、

店は請求書ばかりで経営が難しく、子供を育てていけるのかも分からない状態だったのが現実的すぎて辛かった。

漫画のような人生はこのシェルブールにはないのである。

 

そしてジェヌと別れたあの日から2年。
足を負傷して引き摺りながら帰国したギイ様。

雨が降っている
ジェヌに会うためシェルブールのあの店へ向かった彼が最初に見た、悲しい現実。
永遠に愛を誓ったジェヌと母親の店は別の店に変わり、
ジェヌは他の男とパリへ
悲しみで傘を落とし崩れるギイ様が見てられなくて音楽に集中しようと瞬きを5回くらいした。涙がボロボロ出る

 

それからのギイは
おうちに帰ってばーちゃんただいま。
なんで教えてくれなかったのとしくしく。
話題にしたくなかったでしょうと優しさのばーちゃん。

とはいえ傷が癒えないギイ様。

私だって結婚しようねと、子供まで作っておいてどこかに行かれたら絶望しかない。


仕事に復帰するも仕事に身が入ってない上に身だしなみも汚いと。上司に怒られ、
客に責めるつもりはないんだと、ミスを指摘され、
ミスはしてない!と言い張り逆ギレして店を辞めるギイ様。
めっちゃヤバいやつになっている。生活はどうするんだと同僚に言われる。
とんでも病み期である。荒みきっている
現実、受け止めきれないすぎ、
でもやっとの思いで帰ってきたのに彼女がもう居ないとか耐えられなさすぎ。と私の心のギャルがギイ様に寄り添っていた

 

それからは職につかず、
自暴自棄になり、飲んだくれるギイ様。
目も当てられないです。最初の美しく強く夢を持った彼はどこへ。

なんかよく分からんバーみたいなとこで
出会ったねーちゃんと多分ワンナイト。
何か嫌なことでも?と優しく言われて
君優しい感じだね。とギイ様。

弱った心に染みてしまったようで。

でもその女の事をジェヌと呼んでしまうギイ様

女はいいのよと、その子に似てたのかしら…と帰っていく

 

朝方帰ってきて
家の鍵がない〜とマドレーヌに言うギイ様

マドレーヌ、喪服である。いつも青いワンピースに白いエプロンをつけてニコニコのマドレーヌが。鋭すぎる私の勘を他所に
マドレーヌが俯き、しくしく泣き始める

昨日、ばーちゃんが死んだと告げる、やっぱりか

ここで流れる絶望すぎる音楽。感情移入が凄くてもうほぼ前が見えないくらい泣いてる私。


ギイ様は永遠を誓った女も
ばーちゃんも鍵も無くしたのである。
こんな最悪な人生あっていいのか。

 

ばーちゃんが死んだので住み込みの仕事も今日でおしまい。と身支度を済ませたマドレーヌ。
出ていこうとするとギイ様が
俺から離れないでくれ(意訳)と。寂しいんだ。
1人になることに向き合えないギイ様。
めちゃくちゃマドレーヌを引き留めようと頑張る。情けなさすぎるが何もかも失いすぎた。

今マドレーヌも失ったら…と


マドレーヌはめっちゃ優しいのでギイ様に寄り添い、支えていく。

見捨てられないとギイ様に歌う。

本当にいい女である

 

そして数年後ギイ様は念願の自分のガソリンスタンドのお店を持つ
幸せだと喜ぶギイ様。マドレーヌも嬉しそうで、
それはほんとに良かったですの気持ち。
ずっと支えてくれたマドレーヌにギイ様は結婚しようと愛を囁く。何故か泣き出すマドレーヌ
「なぜ泣いているの?」
「あなたの中には、まだあの女がいるの?(スーパー意訳)」
「今はもう君だけさ」
ということで結婚。
男の子が生まれたらしい。
名前は兵役の前、ジェヌヴィエーヴと話し合っていた、
男の子だったらフランソワと決めていた名前だったので
全然心の中におるやんけと思いながら鼻で笑ってしまった。
前の席の人、いきなり冷たい風を吹かせてしまって申し訳ない。

 

それから数年後、クリスマスの夜。息子と買い物へ行くとマドレーヌ。
あなたへのプレゼントを買わないと。
なにをかってくれるの?
内緒♡
なんて激メロな会話。
甘くて最高でした。幸せに…
と思ったのもつかの間。
2人が買い物へ出かけたあと、
1台の車が給油へ、

フランソワーズ、クラクションで遊ばないで。
と女の声、ジェヌヴィエーヴである。


ちょうど外へ出てきたギイ様とばったり。

数秒固まった2人、数年越しにやっと会えた2人。

とても寒いわ。とジェヌ

良かったら中へ…と事務所へ招くギイ様


静かに店内に入っていく2人。
店内のクリスマスツリーを見てジェヌが
綺麗、あなたが飾り付けを?
と問う。

いや、妻が息子のために。とブツブツ言うギイ様
そこで結婚した事実を知るジェヌ。

 

私の子供、あなたにそっくりよ
会ってみない?と。
本当のお父さん会ってやってくれよと願う私の気持ちは届かず断るギイ様。

そこで、給油が終わったと知らせる店員が。

別れの時、

ジェヌヴィエーヴは、最後に幸せなの?と問う。

 

あぁ。幸せさ、とっても。と答えるギイ様
とても苦しそうな顔で。

2階席の肉眼なので見えはしないが苦しい顔をしていたであろうというのは分かる。

この辺りで流れたシェルブールの雨傘

とてもとても辛くなった。苦しい。


幸せなんだろうけどやっぱり辛いよねと私が号泣
そこで別れる2人。


車に乗り、去って行くかつて愛した女を
店の外に飛び出してただ見つめるしか出来なかったギイ様。

2人とも未練しかない、2人で考えた子供の名前をつけているのが何よりの証拠。


こんな苦しい終わり方だと思わなくて

映画見てから来ればよかったと少し後悔。

音楽がとても良かった、

 

別の人のブログに書いてあった、

愛を手放した女と愛に裏切られ新しい愛を見つけた男って言葉にジーンときながら

ほんとにまた再演して欲しいなと思う。